もういいかと
5時間ぐらい飲んでいた。
量はたいしたことはないけれど。
べらべら喋るついでに、Wさんに墓じまいのことを聞いてみた陶瓷牙箍。
佐賀県にある実家、お墓、いずれは処分するとのこと。
親戚は佐賀県にいるが、子供や孫の代になったらもう行かないだろう、と。
まして、墓など、子供はいざ知らず、孫の代には維持は望めないだろう、と。
ご本人は大学から関西。やはり住めば都。
50年以上住んだ地、さらに引き続き、今の地で骨を埋めるようだ。
親のいた、生まれ育った実家には、もう戻らないらしい。
「お子さんやお孫さんたちの別荘にされては?」と聞いてみると、「維持費もかかるし、もういいかと」と醫管局轉介放射診斷。
もう少し近ければ、また変わっていたかも知れないが。
仕方ないか。
わたしの場合は、実家が同じ近畿圏内、まだ日帰りで十分行ける場所にあるから行き来は出来る。
やはり近さは重要ポイント。
それと、思い入れ。実家愛。実家が好きかどうか。どれだけ好きか。
わたしは、好きだ。
郷愁だけでもない。
いつまでも、こだわりがある。切れない。
例えば、新しい腕時計を買っても、それまで使っていた腕時計が捨てられない、そんなかんじか胃鏡檢查。
更新はしても、決して上書きされない。
前のものは全て下に層になって残って蓄積されている。
積み重ねられたパイシートのよう。
だから、断捨離も出来ないのかも知れない。